太古のジャングルが息吹く
ボルネオ島での一夜、
そんな夜のジャングルで、
僕たちは世界一美味しい
アウトドア飯を食べました。
そのアウトドア飯がこれ。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
見た目はまじで終わってますが、
それだけで判断しないでください。
今でもこのラーメンを思い出すだけで
ヨダレがナイアガラになります。
今回は、そんな超おいしいラーメンの
作り方についてお伝えするので、
皆さんぜひ参考にしてみてください。
お腹ペコペコ
世界一広い洞窟、
の撮影を終えた我々は、
その足でさらに
3~4時間ジャングルを歩いて
本日の寝床に向かっていました。
洞窟以外はほぼ1日中
ジャングルの移動だったこともあり
もはやお腹はグーグーのペコペコ。
一刻も早くご飯が食べたい!
そんなこんなで、
ヘトヘトになりながらやっとの思いで
今回寝泊まりする場所に到着。
世界一美味しいラーメンを作った舞台
こちらが今日の寝床。
さあここでラーメンつくっぞ!
↓
こちらの寝床、そこらじゅうにヤマビルが蔓延っており
全く安心できない劣悪な環境ではありましたが、雨風をしのげるので贅沢は言えません。
中はこんな感じ。
↓
夕方くらいにコチラに到着したんですが、
その瞬間に災害級の大雨に襲われ、
空は瞬く間に暗闇に飲み込まれました。
もちろん電気という文明は存在せず、
夜は一寸先も見えません。
また、雨で土が濡れたせいか、
ウネウネしたキモい虫がたくさん出てきて、
この世の地獄を味わいました。
美味しいラーメンを食べるのには
絶好の環境ですね。
キッチン
バイオハザードのプレイ画面?
いいえ、こちらがキッチンです。
料理するにしてはなかなか劣悪な環境ですね。
調理開始
中は真っ暗なので、
8,000lmの洞窟用スーパーライトで
照らしながらの調理。
ちなみに、
飲み水を使うのはもったいないので、
川の水を使うことに。
もちろん、
川の水を使うのには
抵抗がありましたが、
そもそも明日のジャングル縦断時に必要な飲み水の量を考えると、
「川の水を使う」という選択肢以外ありえませんでした。
こちらのラーメン、正式名は
トムヤンクンと呼ぶらしいです。
完成
じゃーん!
ラーメンが出来あがりましたー!
どんぶりなんてあるわけないので、
キッチンにほかってあった
汚い中華鍋で代用。
あまり食欲のわかない皿ですね~
果たしてそのお味の方は…?
「んんん!!!伝説だ!!」
伝説!?
箸なんてあるわけもなく、
キッチンにあったフォークとスプーンを
男2人で回しながら食べます。
「ズズズ」
「○×△☆♯♭●□▲★※!!!!!」
「うまい!!うますぎる!!」
お腹がぺこぺこだったからなのか、
真っ暗なジャングルだからなのか、
それとも川の水だからなのか、
理由はなんであれ、
とにかく今まで
食べてきたラーメンの中で、
一番五臓六腑に染み渡る
美味しさでした。
幸せです!最高です!
美味しすぎます!神に感謝!!
お腹が減りすぎていたこともあり、
ラーメン4人前を2人で
ペロリと平らげてしまいました。
美味しかった理由
なぜここまで美味しく感じたのか。
色々考えた結果、
ある説が浮上しました。
食べ終わった中華鍋ですが、
この宿泊施設には蛇口や洗剤なんてモノは
ある訳もなく、
汲んできた川の水で
軽くゆすいだだけです。
今までも、ここで
中華鍋を使った人たち全員が
こうやって後処理してきたと思うと、
この鍋の汚さも納得ですね。
つまり…美味かった理由は、
先駆者の料理の味が
洗い落とされることなく、
秘伝のタレみたいに
中華鍋に染み付いていき、
その染みついた出汁的なのが
滲み出てきて、こんなに美味しく
なったのではないでしょうか。
(知らんけど)
つまりこのラーメンが
美味しすぎた理由はどうやら
汚い中華鍋が原因だったようです。
これから家でラーメンを作る方は、
ぜひ真似してみてください!
以上、人生で一番美味しかった
ラーメンの話でした。
めでたしめでたし。
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